mamakao’s blog

母として、妻として、女として

やっぱり昼顔は気になる

先週末、子供たちを夫に預け、気心の知れたママ友と映画「昼顔」を観に行った。


夫には「え、それ観るの…」と言われました。そりゃそうだよね。子供預けて不倫映画なんて、妻には観て欲しくないですよね。


でもでもやっぱり主婦としては、不倫の物語の結末が気になるのです。


映画館に入るとほとんど女性。しかも主婦であろう年頃の人ばかり。

1人で来ている人もたくさんいました。


昼顔の内容としては、

まぁ不倫の話なので、これを「最高のハッピーエンド!」にしてしまったら不倫を肯定してしまうことになると思うのです。

あくまでも「やっぱり不倫はよくないよね」というところで終わらせなければならない。という気が。


自分は不倫願望なんてまったくありませんが、上戸彩ちゃん演じる紗和だって最初はそうだった。

いつ、誰がそんな状況になるかは誰にもわかりません。


やっぱり不倫はよくないな、と思う。

とはいえ紗和と北野先生(斎藤工さん)が本当に運命の相手だったとして、結婚した相手と出会う順番が間違っていたら、どうしようもないものなのか? 不倫せざるを得なかったのか。


本当にお互い好きだったら、まず今の相手と離婚してからでも遅くないのでは…。そうしたら「不倫」にはならないよね?



そんなことを終わった後も悶々と考えていました。

とにかく観終わったあと、隣にいたママ友と

「ふーーーっ」

っと長いため息をついた。疲れたのです。


妻である乃里子(伊藤歩さん)がエレベーターから出てくるだけでも、指にとまったホタルが飛び立つだけでも、いちいちビクッとした。

ホラーテイストまで満載の昼顔でした。



自分に不倫願望がなくたって、やっぱり人の不倫の結末は気になるもの。昼顔を観に行った多くの主婦がそうなのではと思う。


「やっぱり不倫はよくないね」

作り手がこう思わせたかったとしたら、もう大成功の作品でした。